第15回特別勉強会
第15回特別勉強会
~「いただきます」「ごちそうさま」を何故言うかを知っていますか?~
食べ物は単にお金で買ったものというものではありません。
お米や肉などは多くの人の手と幾多の時間をかけ育てられ、
自然の恵みや先祖から受け継がれてきたことなどのお陰で
やっと得ることが出来る貴重な物です。
そして、あなたの両親が一生懸命働いた結果、
いただくことが出来る食事でもあります。
その事全てに感謝する意味で挨拶をするものということを
昔から当たり前のように続けてきました。
しかし、最近はこの意味を知らないまま、
大人になったという方も多くいらっしゃるそうです。
家庭や学校でこんなことを教える機会がなくなっているようです。
「和魂漢才」
これは菅原道真公が残した言葉です。
まず、自分の国である日本の文化などを知らなければ、
世界のことは学べないという意味です。
先祖から継承してきた、精神文化や日本にある大切なものを
次世代へ伝えることが、とても重要であると語っているのだと思います。
湯島天満宮は約1600年もの歴史があり、
菅原道真公が祭られ、「受験の神様」として全国へ知られています。
今回の勉強会は、
長年、日本文化の継承や地域の発展へご尽力されている
湯島天満宮 宮司 押見 守康 氏をお迎えして
日本の良さと古くから言い伝えられてきたことの大切さの、
お話をして頂きました。
【日本を知る会】 第15回 特 別 勉 強 会
◎講 師 湯 島 天 満 宮 宮 司 押見 守康 氏
◎テーマ 湯天満宮 宮司に伺う、和心の国 日本
~今こそ知ろう、神社と祖先(日本人)より受け継がれてきた、美しき日本の心~
○日 時 平成21年12月5日(土曜日)
18時30分から20時30分まで(開場:18:00)
○場 所 湯島天満宮「梅香殿」
飼鳥居正面・やぐ羅2階、
住所:文京区湯島3-30-1
~湯島天満宮とは~
湯島天満宮は 雄略天皇の御宇(ぎょう)二年(458 年)勅命により
創建と伝えられ天之手力雄命を奉斎したのがはじまりです。
降って正平十年(1355)二月郷民が菅公の御偉徳を慕い、
文道の大祖と崇め本社に勧請しあわせて奉祀し、文明三年(1478)十月に
太田道灌がこれを再建。
天正十八年(1595)徳川家康公が江戸城に入るに及び、
特に当社を崇敬すること厚く、翌十九年十一月豊島郡湯島郷の
内五石の朱印地を寄進し、もって祭祀の料にあて、泰平永き世が続き、
文教大いに賑わうようにと菅公の遺風を仰ぎ奉ったのである。
その後、学者・文人の参拝もたえることなく続き、
林道春・松永尺五・堀杏庵・僧堯恵・新井白石などの名が見える。
将軍徳川綱吉公が湯島聖堂を昌平坂に移すにおよび、この地を
久しく文教の中心として
いよいよ湯島天満宮を崇敬したのである。
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。